マルタケみかんの文旦の園地は、標高200mほどの高地にあります。遠くに高知県の沖の島や鵜来島が望めます。園にはイノシシも出没します。寒暖の差が激しくさらに、鉄分等ミネラルを豊富に含んだ赤土土壌での栽培により甘くてコクのある味に仕上がっています。
通常文旦は冬に収穫、貯蔵し順次出荷してまいりますが、マルタケみかんではこの20年間写真の様に4月まで樹上越冬します。 それにより糖度が増し、酸が減り、水々しく成りフサは緑色でイキイキとしてとっても甘くてジューシーな味となります。 そのかわり欠点としては樹に対する負担が大きく「早く楽にしてくれ」と言わぬばかりに曲がりしなって悲鳴を上げています。 来年度は実を付ける事が出来ない樹もあります。 一度注文された方はリピーターになっていただいており大好評となっております。 この甘くてジューシーなマルタケ文旦を大勢の方に試していただきたいと思います。
文旦は、強剪定せず優しく曲がりしなるような樹形の剪定技術によって糖度が上がり食味もよくなります。また文旦は1月になると黄色く色づきますが果肉はまだまだ熟していません。通常は貯蔵庫やむろ等で貯蔵して熟してから出荷しています。これも長年の経験と高度な技術を必要とします。マルタケみかんの文旦は樹上越冬し、3~4月になると熟してきて成房まわりがひびわれたり赤黒く汚れてきます。外観はかなり悪くなりますがこれが樹上完熟の目印としています。その後、2~3週間もすると自然落下してしまいます。この果実はとても美味しいので獣や鳥たちが好んで食べます。